ベガルタ仙台と楽天イーグルス 1章

昨年2005年に「東北楽天ゴールデンイーグルス」というプロ野球球団が仙台に誕生しました。それは仙台だけではなく球界にも激震をもたらしたようです。シーズン中ははっきりと言いにくかった事、仙台に住んでいてはっきりいえることを様々な角度から述べたいと思います。
昨シーズンの結果から見ていくとパリーグ最下位の6位という成績でした。
これは参入決定から日数が十分なく慌しくてうまく補強できなかったことが理由の1つだと思います。ほとんどの選手が近鉄オリックス、戦力外からの掻き集めで万全な体制で望めませんでした。3連戦では1勝2敗が基本パターンのようでした。多くの人が「1年目だからしょうがない」とか「1年目だから多めに見てやろう」という考えのようです。
地域への経済効果からみるとやはり成果があったようです。
仙台駅東口を含めた仙台市宮城野区では開発がかなり進みました。グッズなども売れているようでたまにキャップをかぶった子供などを見かけます。やはり球界にとって数十年ぶりの新規参入球団ということに相応した経済効果があったと思います。
続いてはクラブ経営についてです。
1「地域密着型」の展開について
シーズン前から会社からは地域密着型の経営を目指すとの発言がありました。1年目だけ見るとまずまずの展開だと思います。ファンサービスもそこそこあったようですし学校訪問などもやっているようです。2年後3年後と続かせるにはプラスα何かが必要にかんじます。
2チケット、グッズなどの価格について
安くはないようです。特に球場内のフードなどがやや高いようです。もっと安ければファンや観客にやさしい価格になるとおもいます。
3試合、入場観客数について
ホームゲーム68試合中フルスタ宮城では63試合、山形、岩手などでの他球場では5試合
行われました。トータルでの観客数は97万7104人、1試合平均は当初会社が1万5000人見込んでいたが、実際は1万4369人でした。この実績はパリーグ6球団中最下位でした。ちなみに今季の最多は9月13日の西武戦(フルスタ宮城)で1万9944人、最少は4月26日のオリックス戦(山形県野球場)で6053人だった。
これについては色々な味方があると思います。新規参入ということやマスコミの騒ぎ具合からみれば少なかったと思います。それに加え招待券が多かったという事実や入場観客数の水増しの噂があります。先ほども言ったとおりチケットがもっと安ければもっと人が来ると思います。