日本時間23時キックオフのE組の進出をかけた戦い、

チェコvsイタリアは0−2でイタリアが勝利しました。



僕は大会前からチェコを心底応援してきて、贔屓してました。
決して派手ではないんですが、
細かいテクニックや、パス回しなどが好きでした。
また平均年齢がかなり高めなのに1人1人運動量豊富というのも魅力の一つでした。


1戦目はゲルゼンキルヘンでのアメリカ戦。
開始早々に202cmあるコラーが得意のヘッドを決めて先制。
その後も素晴らしいミドルを含めたロシツキーの2発で3−0快勝。
コラーが負傷退場したとはいえ、
いいスタートを切ったかに思えました。


次のガーナ戦、開始直後に失点すると、
反撃するも点決められず、退場者も出して、
追加点を許しまさかの0−2で敗れました。


この結果により共に生き残りをかけたイタリア戦。
ユーロ2004で得点王に輝いたプレミアのアストン・ヴィラ所属、
ミラン・バロシュが怪我から復帰で先発。
開始直後はチェコペースで、
ネドヴェドが惜しいシュートを放つもヴォフォンがセーブ。
次第にイタリアペースになっていき、
前半26分にCKから負傷して退場したネスタに変わって入ったばかりのマテラッツィ
得意の高さを生かしたヘディングが枠内ギリギリに決まりイタリア先制。

その後は拮抗した展開が続くも前半47分に
チェコのMFポラクがこの日2枚目のイエローを受け退場。
名将ブリュックナーも渋い表情。
やっぱりこれが痛かった・・・


HTにMFポボロスキーに代え、FWもこなせるシュタイネルを左サイドに投入。
しかし1人の穴を生めるのが精一杯なのか、チェコペースにはならず。
イタリアは後半15分にFWフィリッポ・インザーギを投入。
チェコ、たまにボール支配するも、イタリアの堅い守備の前に攻撃の形を作れず。
カテナチオは健在か?
チェコは後半19分にバロシュに代え、
地元ハンブルクで活躍するMFダヴィッド・ヤロリムを投入。
シュタイネルをトップに上げて、ヤロリムを右サイドに。

チェコはそれでも流れを作れず、
何回かイタリアに危ない場面を作られる。


チェコの奇跡を願っていたところ、
イタリアがカウンターでインザーギのゴール、ダメ押し。勝負あり。


自分はとてもくやしいんですが、
客観的にみればナイスゲームだったと思います。


イタリアはロシツキーを完全に消していたし、
4−5−1のシステム通り、しっかり守備に人数をかけていた。
苦労してW杯を勝ち取ったインザーギのゴールなので
応援していた訳じゃないのですが拍手したいと思います。


チェコはこの試合だけでいうならば、
前半の退場が相当大きいと思います。
あと個人的には、攻撃でがんばっていた
ポボロスキーを交代したのがちょっと疑問でした。


今大会でいうならばほとんど、
特にFWの問題に苦しめられました。
バロシュが怪我、大会中にコラーが再び怪我、
ロクベンツはガーナ戦で累積となるイエローを受けるなどなど。


一言で表すなら
「運がなかった」


でも僕はとても嬉かったです。




ネドヴェド



守備を含めた献身的な動き・・・
とても33才には見えない・・・
1つ1つのパスがオシャレでした・・・
シュートが正確でした・・・
でもかなわなかった  最後の夢




ロシツキー



巧み
ドリブルの速さ
シュートの上手さ
これからアーセナルでの飛躍を予感させるプレーの数々
でも立てなかった  頂点に





チェフ



優れた判断力
コーチン
セーブの巧さ
でも笑えなかった




ポボルスキー



ベテランらしいコントロールの上手さ
34歳と思えない速さ
キックの精度の高さ
でも聞けなかった  最後のホイッスル



ブリュックナー



監督という立場からチームを支えた
うまくまとめ上げた
交代で流れを変えた
でも支えきれなかった



チームの願いが叶いませんでした・・・
最後のチャンスでした
残念ながら彼らの半数はもう世界の舞台に立つことはできないでしょう・・・



だから


ありがとう